善逸は壱ノ型しか使えず ひとつの技を習熟して威力を増していきます

空気を揺らすほどの力を纏う壱ノ型の六連撃

我妻善逸のみ使用できる。空気を揺らすほどの力を纏う壱ノ型の六連撃。

始まりの呼吸の時代から存在する基本の呼吸の一つ、雷の呼吸には本来陸ノ型までしかありません。しかし善逸が考えて編み出した、善逸だけの型である七つ目の型(漆ノ型)が火雷神(ほのいかづちのかみ)です。霹靂一閃 神速すらも凌駕する、神速を超えた踏み込みと斬撃、まさに火雷神となって相手を瞬殺する技です。漫画17巻の第145話で上弦の鬼となった獪岳ですら全く見えず、反応すらできず、一瞬で頸を斬られました。「壱ノ型だけ使えない」獪岳が、今まで馬鹿にしていた「壱ノ型しか使えない」弟弟子・善逸に敗れた名シーンです。

壱ノ型を極めて戦うのが善逸スタイルです。

桑島慈悟郎は元鳴柱(なりばしら)で、獪岳と善逸の育手(師匠)です。獪岳と善逸のことを息子か孫のように思っており、2人とも孤児だったこともあって師弟でもあり、家族のような関係でもありました。特に善逸に関しては泣くわ叫ぶわ逃げるわという状態だったので手を焼きますが、善逸の才能を誰よりも認めていた人物です。漫画17巻の第144話で、桑島慈悟郎は切腹して死亡したことが善逸の口から語られました。理由は弟子である獪岳が鬼になったためで、雷の呼吸の教えの師として責任を取っての行動でした。見た目はちっちゃい爺ちゃんという感じですが、元柱なので実はメチャクチャ強いです。作中では戦闘シーンは描かれていませんが、当然雷の呼吸は壱ノ型から陸の型まで全て扱えるはずです。

獪岳は桑島慈悟郎の一番弟子にあたるキャラで、桑島慈悟郎が雷の呼吸を教えていた弟子たちの中でも一番実力があった剣士です。獪岳は基本的に自尊心と承認欲求の塊のような性格で、自分を評価してくれる者を常に求めています。しかしながら桑島慈悟郎に雷の呼吸を教わっている時の獪岳はひたむきで、人一倍努力家だったようです。ちなみに先述のとおり、獪岳は雷の呼吸・壱ノ型だけがどうしても扱うことができませんでした。一方で善逸は壱ノ型だけを扱うことができ、獪岳は善逸を馬鹿にしていた一方で、自分が扱えない壱ノ型を使える善逸に無意識に劣等感を抱いていました。そして獪岳はある日、上弦の壱・黒死牟と出くわし、圧倒的過ぎる強者オーラに一瞬で屈服、土下座して命乞いします。これが獪岳が鬼になったきっかけでした。獪岳のクズなエピソードの詳細はこちらの記事にもまとめています。

漫画17巻の第144話で、新・上弦の陸になった獪岳から雷の呼吸の継承について少し語られていました。桑島慈悟郎は雷の呼吸の後継者として「獪岳と善逸を共同で後継」としており、承認欲求の塊である獪岳はそれが我慢なりませんでした。桑島慈悟郎が獪岳と善逸を共同で後継とした理由については本編で語られていませんが、おそらく2人で協力してお互いを補い合うような関係になることを望んでいたからだと思われます。獪岳は壱ノ型だけ使えず、善逸は壱ノ型以外は使えません。さらに2人は傍目から見ても極めて仲が悪く、とても仲良くやっていける関係には見えませんでした。しかし桑島慈悟郎は獪岳と善逸の才能を誰よりも認めており、「型を全て使えないならお互いに補い合えばいい」と考えていたのではないでしょうか。仲が悪くとも、2人で補い合いながら戦っていくうちに戦友のような関係(義勇と実弥のような)になり分かり合える日がくる、と信じていたのかもしれませんね。

雷の呼吸の肆ノ型は遠雷(えんらい)です。自身を中心に、周囲に放射状の攻撃を放つ技で、弧を描くような斬撃ではなく刺すような軌道の攻撃を幾重にも撒き散らします。漫画17巻の第145話で獪岳が善逸に放ったのが初出です。善逸に「壱ノ型を使えない」ことを指摘されてまんまと煽られた獪岳がこの「遠雷」を使いましたが、善逸に躱された挙げ句にカウンターで一撃食らっています。

壱ノ型を練磨した技。6連続で放ちます。

と説きました。善逸はこの言葉通りに、壱ノ型・霹靂一閃を磨き、いくつもの発展型を扱い、ついには雷の呼吸の新しい型まで編み出しました。

超高速の居合斬りの型。善逸は壱ノ型しか使えず、ひとつの技を習熟して威力を増していきます。

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